
アサガオ(朝顔)は、ヒルガオ科サツマイモ属のつる性植物です。朝に開花し昼にはしぼむ一日花で、夏から秋にかけて赤や青、紫など色鮮やかな花を咲かせます。つるを伸ばして支柱やネットに絡みつく性質があり、日本では古くから観賞用として親しまれています。
アサガオの主な特徴は以下の通りです。
- 朝に咲いて昼にしぼむ:朝に花を咲かせ、昼頃には花を閉じてしまいます。ただし、日照時間などの条件によっては午前中いっぱい咲いていることもあります。
- つる性の一年草:基本的には種から育ち、1年で枯れる一年草です。つるを長く伸ばして成長するため、ネットを張って「緑のカーテン」としても活用されます。
- 合弁花(ごうべんか):花びらが1枚につながっている構造をしています。
- 品種による違い:日本の品種(日本朝顔)は葉に細い毛が生えていますが、西洋朝顔は葉に毛がなく、ハート型でつるりとしているのが特徴です。

花のつくりの特徴(理科の基本)
アサガオの花を分解すると、次のような構造的な特徴があります。
- 合弁花(ごうべんか):アサガオの花びらは、朝顔型に広がっていますが、根元で1枚に繋がっています。このように花びらが合体している植物を「合弁花類」と呼びます。
- 1つの花におしべとめしべがある:真ん中にある1本の「めしべ」を囲むように、5本の「おしべ」が配置されています。
- 被子植物(ひししょくぶつ):将来タネになる「胚珠(はいしゅ)」が、「子房(しぼう)」というカプセルの中に包まれています。
3. 日本朝顔と西洋朝顔の違い
広く栽培されている朝顔は、大きく分けると「日本朝顔」と「西洋朝顔」の2つのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。
- 日本朝顔:
- 開花時期:7月中旬~9月頃(真夏に見頃を迎える)。
- 葉の特徴:葉が3つに割れており、表面や裏面にうぶ毛が生えている。
- 開花時間:早朝(午前3時~4時頃)から咲き始め、朝の9時~午前中にはしぼむ。
- 西洋朝顔:
- 開花時期:8月下旬~11月頃(秋になっても咲き続ける)。
- 葉の特徴:うぶ毛がなく、丸みのあるハート型をしている。
- 開花時間:日本朝顔より遅く咲き始め、午後まで花がもつことが多い。
4. 歴史と豆知識
- もともとは薬草だった:奈良時代に中国から日本へ伝わりましたが、当時は花を観賞するためではなく、種(生薬名:牽牛子/けんごし)を下剤などの「薬」として利用していました。
- 江戸時代のブーム:江戸時代に大流行し、品種改良が重ねられました。突然変異によって花や葉の形がユニークに変化した「変化朝顔(へんかあさがお)」など、数多くの種類が作られました。
